一般小児科・アレルギー科
小児科
「こどもは小さなおとなではない」
小児科医が最初に習う言葉です。
小児科はお子さんの総合診療科として様々な症状の相談窓口です。
発熱・咳・鼻水などの感染症状はもちろん、体重が増えない・湿疹・便秘・夜尿症など感染症ではないお子さんの症状、こんなことで受診していいのかな?ほかの科に行ったほうがいいのかな?・・と思われる症状でも、どんなことでもお気軽にご相談ください。
感染症につきましては、インフルエンザ、COVID-19、RSV、溶連菌、アデノウィルス等の迅速抗原検査や(細菌感染、ウィルス感染が同時に判定できる)PCR 検査も可能です(検査内容につきましては医師の診察で決定いたします)。
また発熱の経過が長い方は迅速の血液検査にて評価をします。二次医療機関への紹介が必要な場合には速やかに専門医療機関に紹介をいたします。
さらに気管支炎や気管支喘息でゼイゼイしている場合には薬液吸入を行ったり、鼻汁が多く呼吸が苦しい症状があれば鼻汁吸引も行なっております。
クリニックで別の感染症をもらってしまわないように、感染予防室(麻疹・風疹・水疱瘡・おたふくなど感染力が強い感染症の方)・一般待合室(発熱・咳・鼻・嘔吐・下痢などの症状のある方)・クリーン待合室(感染しない湿疹や便秘、アレルギー疾患の方)と3つのエリアに待合室を分けております。おもちゃや絵本のあるプレイルーム、授乳室も各フロアに完備しています。
診療時間表
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土・日 | 祝 |
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9:00 – 12:00 (最終受付 11:45) |
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13:30 – 15:00 (クリーンタイム) (最終受付 14:45) |
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15:30 – 18:30 (最終受付 18:15) |
● | ● | ● | ● | ● | ▲ | - |
▲ 14:00-17:00(最終受付16:45)
感染しやすい病気(はしか、おたふくかぜ、みずぼうそう、RS ウイルス感染症、流行性角結膜炎、アデノウイルスなど)の疑いがある場合は、1F にございます感染予防室よりお入りください。
連携医療機関
- 国立成育医療研究センター
- 国立東京医療センター
- 東邦大学大橋病院
- 慈恵医大第3病院 など
診察予定表(担当医)
以下、クリックいただきますと拡大できます。
★学会等の事情により担当医が変わることがございますが、ご了承いただけるようお願いいたします。
※土日祝日は、担当医は当番制となります。
予約について
当院では、予約システムを導入し、患者様に長時間お待ちいただくことのないよう努めております。
こちらのシステムは、パソコンや携帯電話で、どなたでも簡単にご予約していただくことができます。
初診の方でもこちらの予約システムからご予約いただけます。ご予約の上、お越しいただきますよう、ご理解とご協力をお願い申し上げます。
※学会や学校健診、保健所健診等の事情により担当医が変わることがございますが、予めご了承ください。
★一般診療:ご予約は、1週間前から可能です。
★乳児健診・予防接種:ご予約は、4週間前から可能です。
30分毎に診療の予約をしていただけます。予約枠の開始時間から15分以内にご来院されなかった場合、自動的にキャンセルとなります。その際は、別の枠でもう一度ご予約いただきますようお願い申し上げます。
アレルギー科
アレルギー科について
花粉症、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎、気管支喘息、アトピー性皮膚炎、食物アレルギーを対象に診療や長期フォローを行っております。検査が必要と判断された場合には、小さいお子様にも負担の少ない痛みの小さな検査からより精密な検査まで必要に応じてご提案をいたします。検査結果、治療の経過によっては専門医療機関にご紹介する場合もあります。
園や学校に提出する「アレルギー指示書」も対応しております。
(保険診療内で記載ができますので、診断書料などはかかりません)
アレルギー検査
当院では、ドロップスクリーン検査を導入しております。指先に小さな針を刺してわずか1滴の血液を採取し、41種類のアレルゲンに対する反応を調べる検査です。
通常のアレルギー検査は注射による採血が必要ですが、この検査はその必要がありません。そのため、子どもや採血が苦手な大人の方でも受けやすい検査です。一度の検査で、花粉や食物、ダニなど、41項目のアレルゲンを一度に確認できます。
従来の検査では1週間程度かかっていた検査結果も翌日には結果をお伝え出来ます。
食物アレルギー
人間に備わっている「免疫」というシステムは、細菌やウイルスのような有害な物質から体を守るために存在しています。
外から害のある物質が体内に入り込もうとすると、体内で免疫として働く物質が生成されます。その物質が外から侵入した細菌やウイルスを無害化したり、体の外へ排出したりします。
しかし、本来害のない物質を有害であると体が勘違いし、免疫が反応してしまう場合があります。「アレルギー」とは、この免疫システムの誤作動です。
本来は人の体にとって有益な食べ物に含まれる物質でも、免疫システムが誤作動を起こし、異常に働いてしまうことがあります。その際、体に様々な有害症状が起こります。これを、食物アレルギーと呼びます。
アレルギー性鼻炎
くしゃみや鼻水といった症状は、体内に入り込もうとする細菌やウイルスなどの異物を排出し、体を守るために起こる反応です。
しかし、アレルギー性鼻炎の体質がある方は、アレルゲンという花粉やダニなどの特定の物質が体内に入った際に、それを異物とみなして体の外に排出する仕組みが過剰に働き、その結果、くしゃみ、鼻汁、鼻閉症状が出現します。
季節性のアレルギー性鼻炎として特によく知られているのが花粉症です。
季節ごとに様々な種類の花粉がアレルギーを引き起こします。例として、春にはスギやヒノキ、初夏にはシラカンバ、盛夏から秋口にはカルガヤやブタクサなどがあげられます。
アレルギー症状は、これらの花粉が鼻の粘膜に付着することによって引き起こされます。
それに対して、季節とは関係なくアレルゲンが鼻に入ることによって起こるのが通年性のアレルギー性鼻炎です。
代表的なものとして、ダニや真菌(カビ)、ハウスダスト、ペットの毛、PM2.5や黄砂があげられます。
舌下免疫療法
現在、アレルギー治療法の1つとして舌下免疫療法が注目を集めています。
この治療法は、アレルゲンと呼ばれる、アレルギーの原因物質を少しずつ身体に取り入れて慣らしていくというもので、アレルギー症状を治したり、長期にわたり症状をおさえる可能性のある治療法です。
個人差はあるものの治療を開始して数ヶ月後から効果が期待できますが、年単位で継続する事でより大きな効果が得られると考えられており、3~5年と長い治療期間が必要なのが特徴です。
この治療法が可能なアレルギーは、現在のところダニアレルギーとスギ花粉症のみです。
治療の開始時期は、ダニアレルギーでは通年、スギ花粉症では花粉の飛散時期以外であれば可能となっています。
アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎は、痒みのある皮膚の湿疹のうち、緩和と悪化を繰り返す慢性的な皮膚の炎症で、乳児(1歳未満)であれば2か月以上、幼児(1歳以上)であれば6か月以上症状が続いていることが基準となります。
一般的にこの病気は、遺伝的にアレルギー体質がある方や、皮膚のバリア機能が弱い方の他、アレルギー性疾患や喘息などをお持ちのご家族がいる方にも起こりやすいため注意が必要です。
この湿疹は、赤みを伴いジュクジュクとし、痒みとともに何度も繰り返すことが特徴です。湿疹と痒みが長引くと皮膚が分厚く盛り上がってしまうこともあります。
この湿疹は年齢によって出来やすい場所が異なりますが、顔や手、足などで左右対称にあらわれ、特におでこや目、口、耳の周り、首や脇の下、手足の関節の内側などに出来やすいです。
気管支喘息
気管支喘息は、発作的に気道が狭くなることで「ヒューヒュー、ゼーゼー」というような、「喘鳴(ぜんめい)」と呼ばれる音が気管支から聞こえることが特徴で、息をするのが難しくなるような症状が繰り返し起こります。
このような症状は、炎症がアレルギーなどによって気道の炎症が何度も引き起こされ、その結果気管支が狭くなることで起こります。
子どもの場合、気道がまだ成長しきっておらず狭いため、一般的な風邪であっても喘鳴が聞こえることもあります。
気管支喘息の診断
気管支喘息の診断を行う際に確認するのは以下のようなポイントです。
- 風邪をひいているわけではないのに喘鳴が聞こえる
- アレルギーの原因物質に触れると喘鳴が聞こえる
- 運動などで体を動かすと咳込んでしまう
- 本人、またはご家族にアレルギー疾患がある
アレルギー性結膜炎
アレルギー性結膜炎は、まぶたの裏側や結膜にハウスダストや花粉などのアレルギーの原因物質(アレルゲン)が付着することで、目の充血や痒み、涙や目やにが出るといった症状が現れるアレルギー疾患です。
臨床症状をみて診断を行いますが、必要な場合はそれに加えて血液検査などを実施することもあります。
アレルギー性結膜炎は季節性(花粉症)、通年性(ダニ、ハウスダスト)、春季カタルの3種類に分類され、抗アレルギー点眼薬を用いて治療を行います。花粉症が原因である場合、予防的に花粉症の季節の2週間程度前から治療を始めるケースもあります。
春季カタルでは、症状が悪化するケースが多く、専門的な診断や治療が必要になるため、連携している眼科をご紹介させていただきます。
予約について
当院では、予約システムを導入し、患者様に長時間お待ちいただくことのないよう努めております。
こちらのシステムは、パソコンや携帯電話で、どなたでも簡単にご予約していただくことができます。
初診の方でもこちらの予約システムからご予約いただけます。ご予約の上、お越しいただきますよう、ご理解とご協力をお願い申し上げます。
※学会や学校健診、保健所健診等の事情により担当医が変わることがございますが、予めご了承ください。
★一般診療:ご予約は、1週間前から可能です。
★乳児健診・予防接種:ご予約は、4週間前から可能です。
30分毎に診療の予約をしていただけます。予約枠の開始時間から15分以内にご来院されなかった場合、自動的にキャンセルとなります。その際は、別の枠でもう一度ご予約いただきますようお願い申し上げます。