検査・設備紹介
検査設備について
AI搭載 インフルエンザ検査機器nodoca
nodocaはインフルエンザに感染しているかを短い時間(数秒〜十数秒)で判定することが可能な検査機器です。また、検査時の痛みも少なく、患者様の負担を最小限にした検査が可能です。
通常のインフルエンザの検査では、鼻や喉の粘膜を擦り取って検体を採取し、そのサンプルを用いて感染の有無を調べます。
nodocaでは撮影した咽頭画像と体温、及び自覚症状などをAIが解析することで、痛みが少ない検査が可能なため、小さなお子さんも安心して検査いただけます。
BioFire SpotFire R パネル
1回の検査(測定時間:約15分)で、新型コロナウイルス、コロナウイルス(季節性)、インフルエンザウイルス、パラインフルエンザウイルス、ヒトメタニューモウイルス、アデノウイルス、RS ウイルス、ヒトライノウイルス/エンテロウイルス、マイコプラズマ・ニューモニエ、クラミジア・ニューモニエ、百日咳菌、パラ百日咳菌を調べることができます。
迅速検査キット
当院では、インフルエンザウイルス、アデノウイルス、RSウイルス、ヒトメタニューモウイルス、溶連菌、新型コロナウイルス、マイコプラズマ、ロタウイルス、ノロウイルス、水痘、帯状疱疹などの迅速検査キットを取り揃えておりますので、体調不良の原因をしっかりと把握し、適切な治療を行ってまいります。
各検査を実施するかどうかは医師が問診・診察をして判断させていただきます。
場合によっては、BioFire SpotFire R パネルを使用した検査をご案内することもあります。
アレルギー検査装置
Drop Screen A-1
ドロップスクリーン検査は、指先に小さな針を刺してわずか1滴の血液を採取し、41種類のアレルゲンに対する反応を調べる検査です。
通常のアレルギー検査は注射による採血が必要ですが、この検査はその必要がありません。そのため、子どもや採血が苦手な大人の方でも受けやすい検査です。一度の検査で、花粉や食物、ダニなど、41項目のアレルゲンを一度に確認できます。
従来の検査では1週間程度かかっていた検査結果も翌日には結果をお伝え出来ます。
自動血球計数CRP測定装置
ミクロスエミ LC-767CRP
自動血球計数CRP測定装置は、1台で血算18項目とCRP濃度を同時に測定できます。測定時間は約4分(血算のみ約65秒)のため、迅速な検査が可能です。
また、少量の血液で検査可能であるため、お子さんの採血の負担を最小限に抑えることができます。
ネオテーブル DS-30
赤ちゃんの診察と体重・身長の測定が同時に行える処置台です。
尿検査
尿検査は、子どもの健康状態を評価するための重要な検査です。尿サンプルを採取し、尿中の成分や異常を確認します。
検査項目には、蛋白質、糖、血液、白血球、細菌などが含まれ、腎臓や泌尿器系の疾患、感染症などの早期発見に役立ちます。特に発熱や腹痛、頻尿などの症状がある場合に行われます。定期的な尿検査は、子どもの健康管理に重要な役割を果たします。
スポットビジョンスクリーナー
(キャリーケース付) VS-100S-J
スポットビジョンクリーナー検査は、瞳孔を通じて眼底の状態を詳細に観察し、視力や視野の異常を確認します。
非接触型検査機器を用いた視力検査で、迅速かつ正確に結果が得られるため、特にお子さんの視覚障害の早期発見に有効です。また、検査は短時間で終了し、痛みもなく、安全性が高いのが特徴です。視覚の健康を維持するために定期的な検査が推奨されています。
自動血圧計
水銀レス自動血圧計は、水銀を使用せずに血圧を測定できる装置です。環境に優しく、安全性が高いのが特徴です。簡単な操作で正確な血圧測定が可能で、従来の水銀血圧計と同様の精度を保ちつつ、操作時の安全性と環境保護に配慮しています。
ヘッドアップティルト検査
ヘッドアップティルト検査(Head-Up Tilt Test)は、立ちくらみや失神の原因を調べるために行われる検査です。この検査は、身体を仰向けにした状態から徐々に立った姿勢に近づけることで、心臓や血管の反応を観察します。特に、体位変化に伴う血圧や心拍数の変動を記録し、血管迷走神経性失神や起立性低血圧などの診断に役立ちます。検査中は、ベッドが約60~70度の角度まで傾けられ、約30~45分間のモニタリングが行われます。検査自体は痛みがなく、比較的安全ですが、一部の患者においては失神やめまいが生じることがあります。
心電図
心電図検査は、心臓の電気的活動を記録する検査です。胸や手足に電極を装着し、心臓が発生する微弱な電気信号を波形として記録します。これにより、心拍数やリズム、心臓の異常を検出することが可能です。不整脈などの診断に有用で、痛みやリスクはなく、短時間で実施できます。健康診断や心臓の病気が疑われる際に行われる基本的な検査です。
エコー検査
(やおやコドモくりにっくで実施)
エコー検査(超音波検査)は、超音波を使って体内の構造を画像化する非侵襲的な検査方法です。主に腹部、心臓、腎臓、膀胱などの内臓器の異常を確認するために使用されます。痛みや放射線のリスクがなく、安全で繰り返し実施可能です。
検査は簡便で、医師が子どもの体にプローブを当て、リアルタイムで画像を観察します。発育異常や内臓疾患の早期発見に非常に有効であり、迅速かつ正確な診断が可能です。
食物負荷検査
(みくりキッズくりにっくで実施)
食物負荷検査は、食物アレルギーの診断や重症度の評価を行うための検査です。医師の管理下で、疑わしい食物を少量から徐々に増やして摂取し、体の反応を観察します。反応には、皮膚症状、呼吸器症状、消化器症状などが含まれます。
検査は安全性を確保するためにクリニックで行われ、重篤な反応が起きた場合には迅速に対応します。食物アレルギーの有無を正確に判断し、食事管理や治療方針を決定するために重要な検査です。
AED ハートスタート
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このAEDは、音声で操作を案内し、緑のランプで使用状態を通知します。
耳の不自由な方にも、アイコンの点滅とガイドでサポートし、使いやすい仕様となっています。
設備について
からくり
「あのねコドモくりにっく」の理念をからくりアートで表現しました。
「あのね」のキャラクターたちが赤ちゃん、子ども、見守る大人として登場し、それぞれが一歩ずつ成長していく様子を描いています。
子どもたちは様々な経験を通じて成長していきます。
その様子を誕生、愛情、家族、友情、遊び、社会との関わり、多様性というテーマで4つのオートマタ(からくり人形)と階段登り装置で表現しています。
中央には「あのね大観覧車」があり、玉が装置全体を巡っていきます。
クリニックの多職種専門家たちが連携しながら子どもたちとご家族の成長・発達をサポートする私たちのクリニックの想いを、このからくりアートを通じて、感じていだけましたら嬉しいです。
- ゆりかごオートマタ(誕生・愛情・親)
- 団欒(だんらん)オートマタ(家族との関わり)
- 公園オートマタ(遊び・友情)
- 地球オートマタ(様々な人との関わり・社会・多様性)
- 階段ギミック(一歩ずつ成長)
からくりアート製作:株式会社Muku-studio
滑り台
神経発達専門外来・ハビリテーション外来の3階プレイエリアにある滑り台は発達の専門家が設計しました。のぼる・すべる・くぐる・・子どもたちは遊びを通して体の使い方を学んでいきます。待合の時間にぜひ遊んでください。
ボルダリング
神経発達専門外来・ハビリテーション外来の運動療法室にあるボルダリングは子どもの全身運動能力の向上に役立ちます。
登る動作を通じて筋力、バランス感覚、柔軟性が向上し、身体の協調性も養われます。また、ルートを考えながら登ることで問題解決能力や集中力が育まれます。達成感や自己効力感を得ることで自信がつき、精神的な成長にも寄与します。
ボールプール
医療型特定短期入所「まんまる」にあるボールプールは子どもたちにとって重要な遊び場です。
色とりどりのボールの中で遊ぶことで、感覚刺激を受け取り、触覚や視覚が発達します。また、ボールの中を移動することで筋力や運動能力、バランス感覚が向上します。社交性や協調性も育まれ、他の子どもと一緒に遊ぶことで社会的スキルも学びます。楽しい遊びを通じて、全身の発達を促進する効果を期待できます。
トランポリン
運動療法室にあるトランポリンは、跳躍運動により筋力やバランス感覚、協調性を向上させます。また、心肺機能の強化や体力の向上にも役立ちます。
さらに、楽しい運動としてストレス解消や気分の向上を促し、子どもの心理的健康にも寄与します。運動中の集中力や自己制御能力も育まれ、運動習慣の形成にも効果的です。
エアポリン
跳んだりはねたりできるエアー式のトランポリンです。エアー式なので柔らかく、転んだり、倒れたりしても痛くありません。そのため、怖がらずに動作にチャレンジすることができます。
また、トランポリン自体、運動効率が高いです。跳躍運動により筋力やバランス感覚、協調性を向上させます。また、心肺機能の強化や体力の向上にも役立ちます。
スヌーズレン
医療型特定短期入所「まんまる」にあるスヌーズレンは子どもたちに特別な体験を提供します。スヌーズレンはスニッフレン<クンクンとあたりを探索する>、ドゥースレン<ウトウトくつろぐ>という二つのオランダ語を語源としています。自由に探索したり、まどろんだり・・どんなに障害が重い人たちでも楽しめるように、光、音、におい、振動、触り心地などを組み合わせて感覚にはたらきかけることができます。自分で選択し、自分のペースで楽しむための、人生の大切な時間になります。
ハビリテーション玩具
子どもたちの発達は「あそび」を通して培われます。
あのねコドモくりにっくのハビリテーションは何かをできるようにするための「訓練」ではありません。
子どもたちの「たのしい」「やりたい」を大切にし、たくさんの遊びの経験を通して発達をサポートしていきます。
ユニバーサルフレーム SPIDER
運動療法室にあるSPIDERは、自立することが難しく、運動に障害のある子どもたちのために開発された環境支援機器で、身体から外に向かって張られたゴム紐がクモの巣のように見えるところから名前がつきました。最適な強度のゴムで子どもの身体を支えることで姿勢が安定しやすくなり、恐怖感なく自立が出来たり、楽に身体を動かせるようになります。体をうまく動かせない子どもが「動きの多様性」や「効率的な運動」を身につけることができる効果があります。
モンテッソーリ教具
モンテッソーリは、イタリアの教育者マリア・モンテッソーリによって開発された、子どもの自主性と創造性を育む教育ツールです。
これらの教材は感覚、運動、言語、数学、文化などの多様な分野にわたり、子どもが自発的に学び、探求することを促します。
具体的な物体や活動を通じて、手を使って体験的に学ぶことを重視しています。
子どもの発達段階に合わせた設計で、集中力、独立心、問題解決能力を育てる効果があります。