神経発達症

神経発達症とは

当院では、神経発達症に関して医師の診断のもと、ハビリテーションスタッフなど多職種が連携することで様々な『医療的選択肢』をご案内しています。自閉スペクトラム症(ASD)、注意欠如多動性障害(ADHD)、限局性学習障害(SLD)、発達性協調運動障害(DCD)の4つを神経発達症と言います。
「神経発達症」というのが医療診断の正しい名称ですが、一般的には「発達障害」ともいわれます。

自閉スペクトラム症とは

「自閉スペクトラム症(Autism Spectrum Disorder: ASD)」は発達障害(神経発達症)の一つで、対人関係やコミュニケーションが苦手、限定された対象に強いこだわりがある、新しい場所や人など新規場面が苦手、感覚的な刺激に対して過敏であったり鈍感であったりする、反復的な行動や言動がみられるなどといった特徴があります。その本質は【社会的イマジネーションの質的違い】です。

コミュニケーションは互いに意思疎通をするために、相手の気持ちや感情を、その人の声のトーンや表情を介してイマジネーション(想像)しながら進んでいくものです。ASDの人は社会的イマジネーションが得意ではないために言われたことをストレートにそのまま受け止めてしまう(字義通りの解釈)ことが多いため、裏の意味を捉えることや相手が本来意図することを捉えることが苦手です。

相手に言われた比喩や嫌味が理解できなかったり、自分の思ったことを悪気なくそのまま口にしてしまったりすることで誤解を受けることがあります。ASDの人にとっては<本音と建て前><お世辞><嘘><皮肉>などは苦手なことですから、実は正直者で本当に信頼できる人たちなのです。

こだわりや興味の限定というのも、イマジネーションがうまく働かないために、予想しないことや予期しないことに柔軟に対応することが苦手なため、決まったことや決まった手順ルーティンワークが心地よいのです。柔軟性には欠けますが、固執性があり、とことんやり抜く力、好きなものに没頭して達成させる強い力を持っています。

自閉スペクトラム症は病気や障害とひとくくりに捉えるより、人間の誰もが持っている特性(個々人に特有な性質)が少しだけ強い人、少しだけ偏った人と捉えると理解しやすくなります(スペクトラムは連続体という意味で、症状は虹のようなグラデーションです)。この特性は薬で治すものではなく、一人一人の状態や発達の段階に合わせた適切なかかわりをすること、ご本人や周囲の方が特性を理解し、社会生活への支障を減らしていくことが自閉スペクトラム症の治療の基本です。興奮やパニック、衝動性や自傷、睡眠障害など具体的な症状がある場合には対処療法として薬を処方することもあります。

注意欠如多動性障害(ADHD)とは

ADHD(注意欠如多動性障害)は、不注意、衝動性、多動性といった特徴があります。
ASD
は【社会的イマジネーション】の問題によるものですが、ADHDは【コントロール】の問題が原因といえます。
気持ちや感情のコントロール、モチベーションのコントロール、注意のコントロール、集中のコントロール、衝動のコントロールが苦手なのです。そのために、先生や保護者から求められていることでも自分に興味のないものには意識を集中させることが苦手で、気が散りやすくなり、同じミスを繰り返したり、忘れ物が多くなります。
一方で好きなことや興味あることに関しては過集中になって没頭してしまうため、中断したり終えることができず切り替えがうまくできなくなります。

また衝動を抑えることが苦手なので、やりたいと思ったことを我慢ができない、思い立ったらすぐ行動に移してしまう、順番を待つことができない、カッとなると手が出てしまう、落ち着きがなくじっとできないなどの特徴もあります。

人は嬉しいことやご褒美に対して【報酬系】という脳の機能が働き、ドーパミンという快楽を感じる神経伝達物質が放出されます。ADHDの人は報酬系の働き方も異なっているといわれており、「今なら100円あげるけど、明後日には500円あげる。」と言われても、迷わずに100円を選択したり、少し褒められただけでも有頂天になりやすく、一方でその喜びをすぐに忘れやすいという特徴もあります。たばこやお酒、ギャンブルなどの依存症と報酬系の脳機能とは関係があるとも言われています。
また、睡眠のメカニズムに異常があることも報告されています。

限局性学習障害(SLD)とは

SLD(限局性学習障害)は全般的な知能発達に問題はないにもかかわらず、読むこと、書くこと、算数などの計算や概念的理解という学習に関する技能に困難を抱えている状態をいいます。

文章の意味を理解しながら区切って読むことができない、漢字が読めない、文字を読み間違える、拗音(しゃ、しゅ、しょ など)、促音(いっての「っ」など)が読めない、正しく文字を書けない、きれいに文字が書けない、枠の中に書くことが難しい、句読点が書けない、鏡文字など文字を書き間違える、計算がうまくできない、図形やグラフなどが理解できない、計算問題はできるが文章問題ができないなどがあります。

その本質的な原因は、努力不足ではなく、認知機能の問題といわれ、音を捉える音韻認知や、音と文字を結びつけて認知し自動化すること(スムーズに読む、単語のかたまりで読むなど)、目で見たものを立体的空間的にとらえる視認知機能などに問題があると考えられています。

さらに鉛筆などの道具をうまく使えずに筆圧が強すぎたり弱すぎたり、力加減が分からず消しゴムで消すのが難しい、黒板を見た後にノートに目を移すときにスムーズにいかず板書に時間がかかってしまう、丁寧に書かないと気が済まないなど、不器用・目の使い方が悪い・処理能力が低い・こだわりなども学習を妨げる原因になっている場合もあり、どこで、どのように学習につまづいているのか、その原因をしっかり探ることが必要です。

発達性協調運動障害(DCD

私たちが運動をするときは、手、足、目など身体が同時に色々な動作を同時におこないます。これを協調運動といいます。
例えばキャッチボールをするとき私たちは飛んでくるボールを目で追い、いいタイミングと距離感で手を伸ばしボールをキャッチします。他にも、縄跳びをするとき、ジャンプする足の動作と縄を回す手の動作を同時にしなくてはなりません。字をかくこと、けん玉をすること、リコーダーを吹くことなど日常の動作のほとんどが協調運動といえます。

ヒトの運動は歩いたり・走ったり・ジャンプしたりする粗大運動と、モノをつまんだり、ひっぱったり、指先を使って細かな作業、例えば、絵を書く、ボタンをかける、字を書くなどの微細運動(巧緻運動)があります。
発達性協調運動症のある人は、粗大運動や微細運動、またはその両方における協調運動がぎこちなく、不正確になります。
DCD
は目の使い方や感覚発達の問題とも関連し、学習にも影響をおよぼすために、適切に評価をすることが大切です。


その他の特徴

神経発達症は、下図のような特性をもっています。
不器用、感覚の問題、夜尿症や吃音、チック症との関連性もいわれています。
また不登校児の60%以上が神経発達症の特性をもっているという報告もあります。

自閉症スペクトラム症 イマジネーションの問題

当院の考え方

①発達の偏りは特別なものではない

現代社会において、大人も含め発達に特性がない人はほとんどいません。
大人の中でも、「遅刻が多い人」「自分の話ばかりしてしまう人」「よく忘れ物をする人」など、苦手や得意が人それぞれあります。それがその人の性格やキャラクター、パーソナリティとも捉えることができます。
お子さんの発達も同じで、発達のスピードや得意不得意には個人差があり、【でこぼこした発達】はどのお子さんにもみられるもので特別なことではありません。

②こどもの得意と不得意

こどもは階段を上るように一段一段できることを積み上げて発達をしていきます。ことばの発達・運動の発達・社会性の発達・認知の発達・日常生活動作(食べる・着替える・トイレなど)の発達など、発達とは「能力」を身につけることとも言えます。

②こどもの得意と不得意(こどもは こどもで統一したい 子どもではなく)


さまざまな能力には生まれ持って遺伝子に組み込まれている遺伝的素因と、生まれた後に「学習」や「経験」などから身につく環境的な素因があります。それらの二つの素因がまじりあって、能力として身についていくのですが、子どもの発達の原動力は興味とモチベーションです。好きなこと、得意なことは子どもたちはどんどん覚えて上手くなっていきます。
「じぶんはすごいんだ!」と自尊心も育ちます。

一方で苦手なことはなかなかやりたくないものですから、避けたり後回しにしたり・・なかなか上達しません。
おとなから苦手なことを強要されたり、努力不足だ!なんていわれたり、お友達から下手だとからかわれたりしたら、もっとやりたくなくなってしまいます。自信もなくなります。
私たちは子どもたちの得意を伸ばしながら、苦手なことにも専門家としての視点で寄り添って「できた!」を応援したいと考えています。

③個性と障害の違い

③個性と障害の違い


神経発達症(ASDADHDSLDDCD)が【個性】であるのか【障害】であるかの違いは、それぞれの子どもたちがもつ特性によって社会生活に支障をきたしているかどうか【社会適応】が判断基準とされます。
ただし、社会適応というものは周囲の理解や環境が変われば、変わるものですから絶対的なものではありません。 発達に特徴があるお子さんが、本人が持っている特性にあった社会環境で育つことで個性(特性)が活かされ、他類まれな素晴らしい能力を発揮することも多くあります。

④早期発見・早期介入

病気のこと障害のこと、診断や説明を医療機関ではっきり言われてしまうこと
これはとても怖いですよね・・必要だとわかっているけど、できるならば聞きたくない・・・誰もが思います。

でも私たちの発達医療は子どもに「障害がある」「診断をつける」ということではなく、そのもっている特性が「困ること」でなく「自信がつくこと」にできるようにサポートや提案をするものです。

前述したように、能力の発達は生まれつきの遺伝要因と、生まれてからの環境要因に影響を受けます。生まれつきの特性や資質を持っていると「育てにくさ」につながることもありますが、ちょっとした工夫や配慮で環境を整えてあげるとよい方向に変化していくのです。

発達医療でも【適切な見立て】と【早期発見・早期介入】そして【予防的介入】は大切なことなのです。
お子さんは毎日が学びの連続です。小さいうちから周囲のおとなが丁寧に関わることはとても大切なことです。
「この困り感、こどもがまだ小さいから、様子を見ていいかしら・・」
ではなく、少しでも不安に思ったら私たちを頼ってみてください。

⑤それぞれのライフステージにあった支援を

私たちは「診断をつけること」を診療の目的としていません。
子どもたちが本来持っている様々な能力を身につけながら、ときにうまくいかないことも傷つくことがあっても、将来大きくなったときに「自分のことが好き」だといえるような人になってもらいたいと思っています。
乳児期・幼児期・学齢期・思春期・・それぞれのライフステージでは発達特性の見え方や、子どもたちが困るところも変わります。

  1. 本人の持って生まれた資質と
  2. 親子関係など養育環境や学校での学習環境
  3. 社会との関係性(友人関係、先生との相性)
  4. 人生のさまざまなイベント

などがこどもが成長する上で密接につながりながら絡み合う要因です。
これらの要因の中身は各ライフステージで変わってきますが、ときに子どもたちにとっての生きづらさとなることもあるため、こどもの困り感の裏にある本来の要因を探り対処することが必要となります。

特性ある発達の乳児

特性ある発達の乳児

以前は自閉症は社会性が育つ3歳まで、ADHDは学校でお勉強を始める7歳までは診断をつけませんでした。
それほど診断は特別なものでレッテルでもあったのです。
当院では今後発達をしていく上で様々な場面や色々な要因によって「つまづく」リスクが高いと考えられるお子さんには乳児期早期(1歳前)から適切なサポート支援を、多職種でおこないます。

生活習慣(哺乳や睡眠)がなかなかうまくいかなかったり、運動が早すぎたり遅すぎたり、頭の向き癖があったり、左右差のある寝返りやハイハイだったり。消えるはずの原始反射が残っていたり、人見知りが強すぎたり目が合いにくかったり・・そんな乳児は
・生活リズム
・感覚
・粗大運動
・社会性スキルの芽生え
をしっかりと整えることが必要です。
育てにくい子はお母さんにとっては大変な育児です。お母さんのせいでもなく、赤ちゃんのせいでもありません。
ちょっとした日常の工夫で子育てを「気楽に楽しい」、「赤ちゃんはやっぱりかわいい」と思えるような子育てになるように、お手伝いをさせていただきます。

特性ある発達の幼児

特性ある発達の幼児

1歳を超えて幼児期になると、歩いたり・走ったり・ジャンプしたりの粗大運動発達やお絵描きをしたり・ご飯を食べたり・紐を結んだりの微細運動発達がすすみます。言葉も単語から始まり、徐々に文章になって叙述的な説明をすることまでできるようになります。
幼稚園や保育園に入園するころになると周囲のお友達と一緒に遊んだり・喧嘩したり・勝負で負けたり・ルールを守ったり社会性も発達してきます。喜び・楽しみ・怒り・不安などの感情もとても豊かになります。
この時期に特性ある幼児は
・粗大運動
・微細運動
・感覚
・社会性
・感情/情動コントロール
をしっかり整えることが大切です。小学校に入学するまでのこの時期に、

  1. ボディイメージや目の使い方
  2. 道具の操作
  3. 音韻認知

  4. 聞く構えとヘルプコール
  5. ソーシャルスキル(ルールや勝ち負け)
  6. ADL動作(日常生活動作)
  7. 自尊心

を大切に育んでいただきたいと考えています。

特性ある発達の学童

特性ある発達の学童

小学校に入学すると教室の中で先生の話を聞いたり、お友達とうまくやったりする社会性の力が必要になります。
幼稚園や保育園の生活とはガラッと変わり戸惑う子も多いでしょう。また学校ではさまざまなことを学習します。読んだり・書いたり・計算したり・覚えたり・・子どもたちにとっては新しいことの連続で、かかるストレスも大きくなります。学校への行き渋りが出てくることもあるかもしれません。
チック症や吃音などの神経習癖(くせ)や夜尿症、過敏性腸炎などの自律神経などの問題も起こってくることがあります。
生活が大きく変わるこの時期に特性ある学童は
・学習スキル
・集団適応
・感情コントロール
・日常生活リズム
・神経習癖
を大切に見ていく必要があります。とくに学習では「9歳の壁」といわれるように小学校3年生で国語は話しことばから書きことばへ。具体的→抽象的概念へ。算数は暗記から理論へ。理科・社会も教科学習になるなど
学習内容がガラリと変わります。
学習のつまづきや友達とのトラブルは保護者や先生がが気づかないうちに大きくなることもあります。お子さんの様子をしっかりと把握し、早期に適切な介入をすることが大切です。

特性ある発達の思春期

特性ある発達の思春期

アイデンティティとは「自分が何者であって、社会でどのような役割があるか」を知ることです。
アイデンティティは9歳から20歳にその土台である礎が築かれるるといわれています。この時期に社会との関係性やさまざまなイベント(日常生活での出来事)によって、自己肯定感や自信喪失など多くの体験を通じて、自分自身の評価と周囲からの評価によって「自己」を作り上げていきます。
中学生になると親子関係よりも友人関係のほうがこどもたちにとって、人生で一番大きく、影響のある世界となります。
親の言うことよりも友達の言うことのほうが大切になる時期です。
SNSなどみえない世界でのコミュニケーションはおとなである私たちでさえ難しいものですが、デジタルネイティブともいわれているこの世代のこどもたちは、社会の危険とも隣り合わせです。
・生活習慣
・反社会行動
・友人関係
・依存症
などその子の特性だけでなく周囲や社会との関係性についても丁寧に関わっていくことが必要となります。
進学や就労など多くの選択肢がある時期ですが、社会の一員となるための社会性スキルやマナー、そして自分を守る力を身につける大切な時期です。

当院が大切にしていること

当院が大切にしていること

この4つを大切に診療を行っています

  1. 自己肯定感
    こどもたちがおとなになったときに「自分のことが好き」だといえる子育てが出来るといいなと思っています。
    自分は有能で、世界を変える力がある!すべての子どもたちがそう思えるように支援します。
  2. レジリエンス
    しなやかさ。なにかの困難があったときに、「歯を食いしばり反発して立ち向かう」ではなく、「力を抜いて受け止めながらもしなやかにやり過ごす」そんな力を子どもたちが持てるように支援します。
  3. コーピングスキル
    対処能力。課題に直面した時に、柔軟に対応できる力です。対処の方法には「逃げる」「避ける」「リタイア」するというのも大切です。場面に応じた多くのコーピングスキルを持てるように支援します。
  4. セルフアドボカシー
    アドボカシーとは「声にならない声を表明する代弁」として、女性や障害者、こどもたちなど社会的弱者の声をきちんと社会に届けようという考え方で、小児科ではとても大切にされていることです。アドボカシーも大切ですが、私たちは「セルフアドボカシー」自分自身で声をあげられる支援をしています。
    セルフアドボカシーのためには自分を知っていることが大切です。「自分はどこが苦手なので、周囲がどこまで支援をしてくれば、自分でやりぬくことができます」自分の声をきちんと周囲に届けられることは合理的配慮を適切に受けるためにも必要なことです。

診断と介入について

診断の目的

  • 子どもにレッテルを貼るためではない
  • 教師や保護者が楽になるためではない
  • お子さんの特性~得意・不得意~を客観的に理解すること
  • 保護者が分かりやすく、お子さん本人が生きやすくなるため
  • 必要な支援を適切に選択するため

介入の目的

  • 早期介入による二次障害の予防
  • 環境の悪循環の改善、長期予後の改善
  • 学ぶ機会、育つ機会を逸しない
  • 利用できる支援(教育・療育・手帳など)を適切に使えるように

当院のハビリテーション外来

01初診予約

※毎月1日~5日に翌月の初診予約を受け付けております。
▶あのねコドモくりにっく 神経・発達専門外来お申し込みフォームよりお申し込みください。

なお、このお申し込み入力は、ご予約を確定するものではございません。
院内の予約調整会議にて翌月分の予約枠をご案内できる方から順次メールまたはお電話にてご連絡いたします。

※20日までにお電話もメールもなければお問い合わせください。
※迷惑メール設定は必ず解除して下さい。予約枠のご案内をするメール等が届かない場合がございます。
「@anone.clinic」のメールを受信できるようにしておいてください。

02神経・発達専門外来

初診(60分)

03心理・ST・OT・PTなどの発達評価

(1時間~2時間)

04結果のFB、診断、今後の方針決定、投薬など

(30分)

  • 個別指導(心理士、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士)
  • 集団指導)

当院で実施するハビリテーション内容

心理士

お子さんの気になる様子について、各種質問紙や認知検査などを用いて評価し、お子さんの発達特性や発達段階を把握します。ご家族とお子さんの状況を共有しながら、お子さんの発達特性や発達段階に合わせたトレーニング、もしくは問題解決のための心理療法を実施し、同時に保護者の方々へのアドバイスを行います。
また、ご家庭や学校の先生方への環境調整の仕方などもご提案します。


理学療法士

粗大運動発達について、筋の緊張、呼吸状態、姿勢や動作の分析などから、お子さんの発達状況を探り、ひとりひとりの成長に合わせた支援プログラム及び運動療法を提供します。歩行を獲得しているお子さんには、評価としてシート式下肢加重計を用いて、詳細な歩行動作の解析をさせて頂くこともあります。
またご家族様のお話をお伺いしながら、抱っこ紐やベビーカーなどお子さんの生活用品についてもご相談をお受け致します。必要に応じて補装具外来のご案内もさせて頂きます。


作業療法士

お子さんの日常生活動作、運動面、感覚面(視覚・聴覚・触覚・味覚・臭覚など)、手先の巧緻性、学習面(字がうまく書けない、書くのが遅い)など気になる点について、その原因を探り、ひとりひとりの成長発達に合わせた支援プログラムを提供します。ホームプログラムについてもご提案します。


言語聴覚士

お子さんのことばの発達や食事、コミュニケーション行動等の気になる点についてご相談ください。 必要があれば、各種質問紙や発達検査をもちいて評価をし、専門的な立場からお子さんの特性についてアドバイスし、発達支援プログラムを提供させていただきます。

当院で実施している発達評価

当院で実施している発達評価

※発達検査:K-ABC/DN-CAS/ADOS はこどもとかぞくのサポートルームKNOTで提供しています。

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