作業療法(OT)

作業療法(OT)

所要時間/約60~120分 担当/作業療法士

所要時間/約60~120分 担当/作業療法士

不器用、バランスが悪いなど運動発達が気になるお子さんに。作業療法士による感覚統合、ビジョントレーニング、日常生活動作(食事・着替え・トイレなど)獲得の支援プログラムが受けられます。

支援メニュー

運動療法

  • 粗大運動:ボルダリング、トランポリン、感覚統合遊具などをもちいて、身体の動かし方を学び、ボディイメージをつくります。バランス感覚や力加減などの感覚情報を受けとる経験を積み重ね、注意を向けて集中すること、適切な行動をとることができるよう支援します。
  • 巧緻性運動:発達段階に応じた遊びの経験を通して、道具に合わせた手指の動きを学び、日常生活や学習の基礎となる力を高めます。


感覚統合療法

私たちは、光や音の刺激を感覚から感じとっています。人間の感覚には、五感(触覚、視覚、聴覚、味覚、嗅覚)に加えて、固有受容覚(手足の状態・筋肉の伸び縮みや関節の動きを感じる感覚)、前庭覚(身体の動きや傾き、スピードを感じる感覚)、内臓感覚(おなかがすいた、おしっこがしたいなど)の感覚があります。私たちの脳は、このたくさんの感覚をきちんと分類したり整理したりすることができ、これを感覚統合といいます。統合がうまくいかないと、感覚から感じる刺激をとても危険なものとして認識してしまったり(感覚過敏)、あるいは感覚に気づきにくい(感覚鈍麻)という状態になります。感覚の調整がうまくいかないと注意を向けることや集中することができなくなり、道具を使いこなしたり、人とコミュニケーションをとるというような周囲の状況の把握とそれをふまえた行動が難しくなります。当院では感覚を統合する遊具のある設備のなかでプログラムを提供しお子さんのボディイメージを整え運動発達を促し、適切な行動がとれるよう支援いたします。

ビジョントレーニング
ビジョントレーニングとは、両眼の動きを改善させ、目で物を正しく認識(色・形・大きさ等)したり、自分の身体をイメージ通りに動かす機能を向上させるためのトレーニング方法です。LD(学習障害/限局性学習症)やADHD(注意欠如・多動症)のある子どもたち療育としても、またスポーツ選手のパフォーマンス向上にも用いられています。私たちは普段目でものを見て生活をしていますが、「見る」ということは、視力以外にもさまざまな機能を使用します。例えば、自由自在に目を素早く動かしたり、目から取り込んだ情報を正しく頭で処理したり、またそれらの情報に合わせて体の動きを調節したりするなどです。これらの正しくものを見るために必要な機能を高めるのがビジョントレーニングです。不器用、体の使い方がぎこちない、板書が苦手、読み飛ばしがある、漢字が覚えられないという学習の問題にもビジョントレーニングは有効です。お子さんの目の動かし方や捉え方を客観的に評価し、日常生活や学習の困りを減らせるよう支援します。

ご予約について

作業療法(OT)をご希望の方は、神経・発達専門外来を受診いただく必要があります。
神経・発達専門外来では、医師が診察を行い、お子さんに合わせて必要な方針をご提案いたします。

神経・発達専門外来はこちら

ご予約の変更について

予約の変更につきましては予約日前日(前日が祝日の場合は2日前)までに、無料で1度だけお受け致します。
ご予約の時間に遅れた場合、診療・リハビリテーションの延長は致しかねます。


ハビリテーション外来

心理療法・カウンセリング

心理療法・カウンセリング

公認心理師による発達の相談、カウンセリング、発達検査が受けられます。またSSTトレーニングやアンガーマネジメント、ペアレントトレーニングなど実施いたします。

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理学療法(PT)

理学療法(PT)

「頚の座り」「寝返り」「ハイハイ」「お座り」「立つ」「歩く」など運動発達が気になるお子さんに。理学療法士による運動発達の支援プログラムが受けられます。

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言語聴覚療法(ST)

言語聴覚療法(ST)

お子さんのことばの発達、発音、吃音(どもり)や食事で気になる点について、ご相談ください。専門的な立場から発達支援プログラムを提供し、アドバイス・サポートいたします。

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集団療法(グループハビリテーション)

集団療法(グループハビリテーション)

同じような悩みを抱えている仲間たちと一緒に小グループで様々なプログラムを受けられます。

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補装具外来

補装具外来

医師、理学療法士、義肢装具士、福祉用具業者が連携し、お子さんに適切な補装具を作成いたします。

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イルカ介在療法

イルカセラピー(準備中)

人とイルカと自然の海の相互作用を、療育・心身機能の改善・QOLの向上などを目的に利用するものです。

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