心理療法・カウンセリング

心理検査、心理療法・カウンセリング

所要時間/約60~120分
担当/公認心理師、臨床心理士

公認心理師、臨床心理士による発達の相談、カウンセリングが受けられます。
こころとからだの健やかな発達のためには、それぞれのお子さんの個性に合わせた配慮が必要です。お子さんのさまざまな行動や精神的な問題の背景には、①お子さんの生まれ持っての資質②養育環境や学習環境③社会との関係性④人生におけるイベントなどがあります。
お子さんが日々を過ごしやすくなるための、自己肯定感を育て、問題に対して「柔軟に」対応できる「しなやかさ」を育み、ものごとを解決するための対処能力「コーピングスキル」を培い、自分自身の強みと弱みを周囲にしっかりと伝えることができる「セルフアドボカシー」を身につけること大切に診療をおこなっています。

所要時間/約60~120分 担当/公認心理師、臨床心理士

お子さんの気になる様子について、発達検査、知能検査、認知検査、心理検査などを用いて評価し、お子さんの発達を把握します。お子さんのご家庭・園・学校でのご様子を伺い、困っていることをご家族とも共有しながら、お子さんの発達特性や発達段階に合わせたトレーニング、もしくは問題解決のための心理療法を実施し、同時に保護者の方々へのアドバイスやペアレントトレーニングをおこないます。
また、保育園・幼稚園・学校の先生方とも連携し、お子さんの生活環境の調整もご提案します。

どんな人が対象ですか?

  • ことばの発達がおそい
  • 不安が強い
  • かんしゃくなど感情のコントロールがうまくいかない
  • 多動、不注意、集団になじめないなどの問題行動がある
  • 学習面で不得意分野が目立つ
  • 学校への行き渋りや不登校がある
  • 育てにくく親子関係がうまくいかない

    など

発達検査・治療検査

  • 新版K式発達検査
  • 田中ビネー式知能検査
  • WISC-V
  • PARS

    など

*K-ABC/DN-CAS/ADOS はこどもとかぞくのサポートルームKNOTで提供しています

SSTトレーニング

個別や集団指導の中で、ソーシャルスキルトレーニング(SST)を行います。指導の中では、ソーシャルスキル(個性や特性を認めつつ、重要な人間関係を維持しながら、社会生活の適応に役立つ行動)を学び、実践できるようご本人やご家族、ご本人を取り巻く方々と調整していきます。
当クリニックで取り組むSSTは、以下のプログラムなど科学的に根拠のあるプログラムを基礎としています。
PEERS®(Program for Education and Enrichment of Relational Skills)とは、米国UCLAの研究者(Dr.Elizabeth Laugeson)によって思春期の自閉スペクトラム症(ASD)や社会性に課題のある子ども達に向けに作成されたプログラムです。認知行動療法理論と保護者のサポートを基本原理としており、グループで取り組みます。カリキュラムは、社会適応に重要な役割を果たす“友達作り”と、その良い関係を維持していくために必要なスキルに焦点を当てられています。このプログラムは北米を始めとして世界各国の研究で効果検証がされ、その効果が認められたエビデンスのあるソーシャルスキルトレーニング(SST)です。

アンガーマネジメント

神経発達症のお子さんは感情のコントロールが苦手で、ときに「怒り」が激しくなることがあります。イライラや怒りの引き金を引く何かに早めに気づき対処をすること(その場から離れる、誰かに伝えるなど)、感情の予兆があったときに小さいうちに鎮める術を身につけること(深呼吸をする、ストレスを発散させる)自分の感情に気づき、自分自身に適切にフィードバックし、感情を鎮めるスキルを一緒に学びます。

ペアレントトレーニング

『Triple P:前向き子育てプログラム』はオーストラリアで開発され、世界40カ国以上で実施されている親向けの子育て支援プログラムです。子どもの発達を促しつつ、親子のコミュニケーション、子どもの問題行動への対処法など、それぞれの親子に合わせた方法に変えていくための考え方や具体的な子育て技術を学びます。 子どもの自尊心を育み、育児を楽しく前向きにしていくようにTriple Pはデザインされています。

WMトレーニング

2001年にスウェーデンのカロリンスカ大学の研究者により開発されたコンピューターを介した聴覚視空間・聴覚(音韻)ワーキングメモリーのトレーニングであるゴグメドプログラムは、こどもと家族のサポートルームでKNOTで提供しているサービスです。

ご予約について

心理療法・カウンセリングをご希望の方は、神経・発達専門外来を受診いただく必要があります。
神経・発達専門外来では、医師が診察を行い、お子さんに合わせて必要な方針をご提案いたします。

神経・発達専門外来はこちら

ご予約の変更について

予約の変更につきましては予約日前日(前日が祝日の場合は2日前)までに、無料で1度だけお受け致します。
ご予約の時間に遅れた場合、診療・リハビリテーションの延長は致しかねます。


ハビリテーション外来

理学療法(PT)

理学療法(PT)

「頚の座り」「寝返り」「ハイハイ」「お座り」「立つ」「歩く」など運動発達が気になるお子さんに。理学療法士による運動発達の支援プログラムが受けられます。

詳しくはこちら

作業療法(OT)

作業療法(OT)

不器用、バランスが悪いなど運動発達が気になるお子さんに。作業療法士による運動発達の支援プログラムが受けられます。

詳しくはこちら

言語聴覚療法(ST)

言語聴覚療法(ST)

お子さんのことばの発達、発音、吃音(どもり)や食事で気になる点について、ご相談ください。専門的な立場から発達支援プログラムを提供し、アドバイス・サポートいたします。

詳しくはこちら

集団療法(グループハビリテーション)

集団療法(グループハビリテーション)

同じような悩みを抱えている仲間たちと一緒に小グループで様々なプログラムを受けられます。

詳しくはこちら

補装具外来

補装具外来

医師、理学療法士、義肢装具士、福祉用具業者が連携し、お子さんに適切な補装具を作成いたします。

詳しくはこちら

イルカ介在療法

イルカセラピー(準備中)

人とイルカと自然の海の相互作用を、療育・心身機能の改善・QOLの向上などを目的に利用するものです。

詳しくはこちら

© あのねコドモくっりにっく