神経・発達専門外来
発達専門外来
発達専門外来
ことばや運動など発達の遅れ、園や学校での集団生活での困りごと、学習のつまづきなどお子さんの発達のご相談をお受けしております。
神経発達専門外来は一人ひとりの診療にとても時間をかけています。初回外来では医師が詳しくお話を伺い、2回目以降に専門セラピストによる丁寧なアセスメントをおこなったうえで、問題解決のための治療や支援プログラムを組み立てます。
治療に関しては医師だけの判断ではなく、評価を担当した療法士を含めた複数名の専門職が話し合い、お子さんにとって最適な選択肢をご提案いたします。
神経発達外来、ハビリテーション外来を担当する医師、理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)、公認心理師、臨床心理士、モンテッソーリ教員、音楽療法士、保育士は療育センターやリハビリ施設などで経験を積んできた発達のスペシャリストばかりです。多職種が連携している当院では多角的視点からの評価や療育プログラムをご用意しております。
また当院にはソーシャルワーカーも在籍しておりますので、医療のご相談だけでなく、福祉サービスや教育機関との連携なども積極的におこなっております。
神経発達・ハビリテーション部門はクリニック3階です。診察や療育支援をおこなう個別療法室は10部屋あり、落ち着いた環境でご相談いただけます。2つの運動療法室にはボルダリング、トランポリン、感覚統合遊具、ボールプール、スパイダーなど、お子さんが楽しみながら運動経験ができる設備が充実しています。集団療法室では入園前のお子さんの小集団プログラムや理学療法士による装具外来をおこなっています。
あのねコドモくりにっくは障害児(者)リハビリテーションの施設基準を満たしているため保険診療でおこなっています。
担当
医師、理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)、公認心理師、臨床心理士、モンテッソーリ教員、音楽療法士
どんな人が対象ですか?
言葉の遅れ、運動の遅れ、不器用、お友達とうまく遊べない、こだわりが強い、切り替えが苦手、コミュニケーションが苦手、集団場面でうまく参加できない、学習面の苦手が気になる、発達障害の疑いと言われた、発達障害が気になる方 など。
診察内容
- お困りの内容をお話いただきます。
- 必要に応じて質問紙や発達検査などの評価をおこないます(2回目以降の予約となります)。
- 評価結果を受け、診断と対処方法などアドバイスを行います。
- 必要に応じて定期的なハビリテーションや発達診察を行います。
ハビリテーション外来
ハビリテーションという考え方
ハビリテーションとは
「リハビリ」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
「リハビリ」と聞いて、なにを思われますか。
交通事故の後遺症や、脳梗塞の後遺症、身体に障害がある人が通うところ・・
「リハビリ」は「リ・ハビリテーション」の略語です。
リ・ハビリテーション(rehabilitation)は英語ですが、ラテン語に由来があります。
リ(re)は「再び、元に戻す」、ハビリテートhabiliateは「適合した状態(ラテン語のhabillisに由来)」という意味です。
つまり「リ・ハビリテーション」とは、一度獲得した能力だけれど、何らかの原因で失ってしまった能力を、「元の適合した良い状態にもどす」ということなのです。
では、子どもたちの場合はどうでしょうか。
生まれたばかりの赤ちゃんは、まだ自分で立つことも話すこともできません。
赤ちゃんにも生まれる前から備わっている能力はたくさんありますが、
すべての赤ちゃんは生まれてから、色々な環境の中で、色々な人と出会い、色々な経験をして、たくさんの「できること」を毎日獲得していきます。
ですから、子どもたちの場合はこれから身につけていく能力を、ことばや運動、遊び、食事など発達の専門家たちと一緒に学んで身につけていくので、元に戻すというre(リ)をとって、habilitation(ハビリテーション)と呼ぶのです。
ハビリテーションは特別なもの?
ではハビリテーションとは、ハンディキャップをもつ子どもたちだけの特別なものなのでしょうか?
答えは「NO」です。
子どもたちの発達を促すハビリテーションは、すべての子どもたちが発達していくために必要な知識なのです。もちろん、子どもたちが発達していくときは、教えなくても自然とできるようになっていく、気がついたらできていた、というようなこともたくさんあります。
でも中には、「ゆっくりくん」や「もう一息ちゃん」もいますから、そんなときは、どんな心配でも疑問でも構いません。私たち発達の専門家をどうぞ頼ってみてください。
発達のマイルストーン
すべての子どもたちは日々成長しています。
子どもたちは、階段を上るように、決して階段を飛び越えることなく、ひとつひとつ色々な能力を獲得しながら、できることを増やして、発達していきます。
首が座っていない赤ちゃんは一人で座れませんし、ハイハイしていない赤ちゃんはまだ立つことができません。単語を理解していなければ文章を話すことはできません。当たり前のことのようですが、とても大切なことです。
子どもたちには、それぞれの時期で、それぞれの能力でできることがあり、それを発達学ではマイルストーン(milestone)といいます。子どもたちの発達がどこまで進んでいるかの「道標」という意味です。小児科医はこの発達のマイルストーンを踏まえながら乳幼児健診をしてお子さんの発達を確認していきます。
ここで大切なことは、この時期には「これができていなければいけない」ということではありません。マイルストーンはあくまでも指標です。成長発達のスピードは一人一人ちがうものですから、発達の早い子もゆっくりな子もいます。周りの子と比べたり、育児書やネット情報だけで心配になることはありません。
子どもたちは、それぞれのペースで階段をのぼるように発達していきます。
もし、発達のなにか・どこかにつまづいたら・・・・今、何がどこまでできているのか、できないのはどうしてか、どうやって手助けをすればできるようになるのか・・
発達の専門家がつまづいている原因をひとつひとつ探りながら、お子さんやご家族さまに寄り添って、発達をサポートします。
小児神経外来
てんかんや夜尿症、医療的ケアが必要な小児神経疾患をお持ちの方に、完全予約制、感染の心配がない診察室で、専門的な診察を行っております。日常のケアや教育福祉、リハビリテーションのことまでご相談下さい。
どんな人が対象ですか?
- てんかんで、抗痙攣薬を処方してほしい方
- 睡眠のトラブルで投薬など相談をしたい方
- 不注意、多動、問題行動などの相談、治療を受けたい方
- 神経難病や、重症心身障害児者で専門的かつ普段のかかりつけ医を探している方
- 知的障害や発達障害でかかりつけ医を探している方
- 大きな病院にかかっているが、気軽にかかれる近所のクリニックもさがしている方
診察内容
専門的かつライフスタイルに応じたかかりつけ相談、お薬処方、医療的ケア全般を行います。
処方箋
神経・発達専門外来で処方されるお薬は原則として専門外来(電話もしくは窓口予約)での処方とさせていただいております。
病状が安定し、お薬の増減量や変更がない継続処方の場合に限り、小児科一般診療(インターネット予約)でも処方をいたします。
ただし、コンサータ錠やビバンセ錠など登録医(本田、坂本、鈴木、大矢、大久保、根岸、佐々木)のみが処方を認められているお薬がありますので、一般小児科外来で処方を希望される場合には担当医師について当日お電話でご確認をいただきますようお願いいたします。
ご確認のお電話がなく、当日担当医が不在の場合には、処方をお断りさせていただく場合がございますのでご注意ください。
費用
診療は保険診療となりますが、別途ご予約料がかかります。
神経・発達専門外来・ハビリテーション外来の予約料
- 医師による初診:11,000円
- 医師による再診:3,300円
- 予約の変更につきましては予約日前日(前日が祝日の場合は2日前)までに、無料で1度だけお受け致します。
- ご予約の時間に遅れた場合、診療・リハビリテーションの延長は致しかねます。
神経・発達専門外来
~ハビリテーションの流れ
※神経・発達専門外来再診(フィードバック外来)~指導~神経・発達専門外来再診まで6ヶ月間を1クールとしてハビリテーションを実施いたします。
診察予定表(担当医)
費用
外来予約料
- 医師による初診:11,000円
- 医師による再診:3,300円
- 心理・OT・PT・ST プログラム:5,500円
評価フィードバック料
- 医師による結果説明・実施計画書記載:3,300円
- 評価担当スタッフによる詳細な結果説明(ご希望者のみ):5,500円
評価報告書
- 1通:5,500円
★報告書のご希望は評価当日までに、担当スタッフへお伝えください。
評価予約料
各評価の内容に関しては、医師の診察後に必要な検査、評価項目を判断して実施させていただきます。
※当院は民間の医療機関であり、公設の療育センターのような公的な医療機関ではありません。
公的な医療機関では国や地方行政から公的な補助金を受けられる一方で、患者様の居住地、年齢(例:就学前までなど)、疾患などの運営上の制限が生じます。
しかし、当院は自由度の高い運営のできる民間の医療機関だからこそ、より必要な方へ、専門性の高い医療・適切な療育を提供することを理念とし、日々の診療をおこなっております。
ただ、当院のような小児ハビリテーションクリニックは全国的にも多くありません。
これは、公的な補助を受けずに保険診療報酬だけで小児ハビリテーションクリニックの円滑な運営を おこなうのが極めて難しいことを表しています。
特に小児の場合は感染症などによる実施当日の予約キャンセルも多く、専門の部屋・設備と専門スタッフを確保しながら継続的に運営をするためには予約料が必要なシステムであることをご理解いただけますようお願い申し上げます。
なお、予約料に関しましては、保険診療を統括する厚生局より“予約に基づく診察実施”に関して運営上適正な金額として許可を受けて実施しておりますので、混合診療の扱いにはなりません。
- お帰りの際に、受付にて次回分の予約料をお支払いいただきます。(クレジットカード決済をご利用いただけます)
もしくは次回予約決定日から1週間以内に下記へお振込みください - 予約の変更につきましては
・医師初診・ハビリテーション初診(評価枠)は予約日1週間前の診療時間終了までに(例:水曜予約の場合は前週の水曜まで)
・医師再診、ハビリテーション再診(継続枠)は予約前日の診療時間終了までに、窓口もしくはお電話にてご連絡を頂いた場合に限り無料で1度だけお受け致します。
・この期限を過ぎてのキャンセルや日時の変更による返金は、体調不良などの如何なる理由でもいたしかねますので、ご注意ください。 - 予約変更の規定期限前にキャンセルをされる場合には、お支払いいただいた予約料は窓口でお渡しとなります。
(※銀行振込による返金は致しておりません)
再予約については、改めて予約料をお支払いいただきます。 - ご予約の時間に遅れた場合、診療・リハビリテーションの延長は致しかねます。
神経・発達専門外来のおくすりについて
神経・発達専門外来で処方されるお薬は原則として専門外来(電話もしくは窓口で予約)にて処方をさせていただいております。
病状が安定し、お薬の増減量や変更がない継続処方の場合に限り、小児科一般診療(インターネット予約)でも処方をいたします。
その際は、専門外来の主治医以外の医師が対応させていただく場合もございますのでご了承ください。
ご予約の申し込み方法
WEB予約画面から神経・発達専門外来のご予約画面に進んでいただきますと、「神経・発達専門外来お申込みフォーム」に進んでいただけます。お申込みフォームを入力、送信ください。ご予約が確定しましたらクリニックからメールでご連絡差し上げます。
注意事項(必ずご確認ください)
※毎月1日~5日に翌月の初診予約を受け付けております。
なお、このお申し込み入力は、ご予約を確定するものではございません。
予約枠に限りがありますことご了承ください。
院内の予約調整会議にて翌月分の予約枠をご案内できる方から順次メールまたはお電話にてご連絡いたします。
※@anone.clinicからのメールを受け取れるようにしておいてください。迷惑メール設定は必ず解除しておいてください。
※20日までにお電話もメールもなければお問い合わせください。
神経・発達専門外来予約の振込方法
- 神経・発達専門外来の初診のご予約は予約料が必要となります。
予約料は初診11,000円、再診3,300円となります。
※必ず初診日が決定してからお振込みください。
神経発達専門外来は完全予約制で、専門の医師を初診枠(60分)に配置しております。ご負担いただくことは本意ではありませんが、予約料についてご理解、ご協力の程お願い致します。 - 初診日決定後の受診キャンセルや日時の変更などによる返金は如何なる理由でもいたしかねますので、ご注意ください。
- 予約受付が完了した方は1週間以内に下記口座にお振り込みください。
みずほ銀行 上野毛支店 普通 3004849
医療法人社団のびた 理事長 本田真美お振込の際、依頼人名を「ご予約日+患者様名」としてください。
(例/ご予約日:4月1日、患者名:やまだたろう の場合 =0401やまだたろう) - 前医での紹介状(検査結果等)があればご持参下さい。
- 受診当日は保険証、乳幼児・子ども医療証(東京都)、自立支援手帳などをご持参ください。
- 予約の10分前までに3階の受付にお越しください。
【注意点】
- 予約日決定から1週間以内にお振込の確認が取れない場合はキャンセルとさせていただきます。
- 予約の変更につきましては
・医師初診・ハビリテーション初診(評価枠)は予約日1週間前の診療時間終了までに(例:水曜予約の場合は前週の水曜まで)
・医師再診、ハビリテーション再診(継続枠)は予約前日の診療時間終了までに、窓口もしくはお電話にてご連絡を頂いた場合に限り無料で1度だけお受け致します。
・この期限を過ぎてのキャンセルや日時の変更による返金は、体調不良などの如何なる理由でもいたしかねますので、ご注意ください。 - ご予約の時間に遅れた場合、診療・リハビリテーションの延長は致しかねます。
ハビリテーション外来
言語聴覚療法(ST)
お子さんのことばの発達、発音、吃音(どもり)や食事で気になる点について、ご相談ください。専門的な立場から発達支援プログラムを提供し、アドバイス・サポートいたします。